帰納と演繹
結果から、結論を見出すものだけれど
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2÷2=1、4÷2=2、6÷2=3…
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帰納と演繹(えんえき)という思考手段があります。これは、心理学でも用い
られています。例えば、数学の得意な方も、苦手な方もいらっしゃる
でしょうが
これは簡単な割り算の話です。
2は2で割り切れ、4は2で割り切れます。6も8も2で割り切れます。
であるから
「偶数全てが2で割り切れる事になるのでは?」と
考える事を帰納と呼びます。
そして「偶数全て2で割り切れた」という事実が
演繹(えんえき)です。
■医療機関を含めて心理学の研究でも、帰納と演繹の繰り返しです。類似した
状態の
AさんBさんCさんに「この治療法が効いた」から、Dさんにも
「効くはずだ」 そう
考えて、試してみようと実行するのです。
■誰一人として同じ人間は存在しません。そして、心は数字では表現
出来ない ものですが、あらゆる時に帰納と演繹が用いられています。
それは人類の試行
錯誤の過程にして、より「自然の摂理に近づける術」でもあるのです。
「みんなが
いれば大丈夫」そんな考えも、これに基づいているの
かも知れませんね。
普遍的な帰納と演繹。
私は、そこからもう
1歩だけ歩んで人の心を模索したいと 考えます。
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