ロールプレイング
役割分担とは
子供の役 役割演技

■ロールプレイングと言えば、現在ではTVゲームも普及している為に馴染みの
ある言葉だと 思います。これは、すぐ目の前「今、ここで」の事実を示すものです。
ありのままの姿から、人間関係や自己のあり方を学び取っていく教育上の心理
療法。それを「ロールプレイング療法」と呼びます。

「役割を与えられる」メリット
■人生を生きるという事は、「自分の行動を自分で決める」という事です。大きな
事では職業を(するか否かも)選ぶ、 配偶者を選ぶ、日常ではどんな服を着るか
何を食べるか。日々が選択だと思います。
そんな「自分の生きる道」を選ぶ事が巧くいくか否かに 「自分を好きか否か」が
大きく関わってきます。 もし「自分はどうせ駄目だから」と思えば、尻込みをして
しまい、チャンスをも逃す事になりかね ません。
例えば、何かを任命された時に喜んで従う人と「そんな器ではない」と断る人と
では、 後者は謙虚に見えて 実はきっかけを逃しているのです。

■役割は、生きる上で身を守る鎧と例えられます。 役割には何らかのシナリオが
ついて回る為、「自分は何をしたら良いのか」を、わざわざその都度、考えずに
済むのです。こうした事にによって心のエネルギーの浪費を抑えられます。
役割を自覚して、それをやりこなす事は生きる上で心にとって快適であるのです。

女王の役? 成り立たせる5つの要素

■実践としてロールプレイングを成立させる為には、5つの要素が必要です。

1:舞台(どういう状況であるか、それを決めて「職場」や「家庭」等と設定します)
2:演者(状況を解決する事に困難を覚えた人。被験者です)
3:補助自我(その状況にいなくてはならない人で、被験者が選びます)
4:監督(治療者です。演者である被験者から話を聞きだして、全体を作ります)

「やり方」
演者である被験者が、話の進行を決めます。自分の心の中のストーリーを劇に
していくのです。その時の シチュエーション、登場人物、台詞。全てを決めます。

それを元に話の流れを作るのが監督です。あらかじめ話の結末が決まっている
訳 ではなく、土台が出来たら「誰がいたのか」 「どんな状況だったか」を演者から
聞き出して、主要人物を演じる補助自我となる 人を選んで貰います。

最も難しいのは補助自我となる人です。
場の雰囲気を読み取り、演者意図を読み取り、より希望に添える役柄になる。
自分の解釈ではなく、相手の気持ちに
添える役割を演じる訳ですから、普通の役者よりも「難しく 魅力のある」配役だと
言えるでしょう。

「役割演技のねらい」
このロールプレイが必要なのは社会不適応児が、万単位という市民権を獲得
する程に世界中に存在するという事実 がある事から伺えます。「現状維持こそ
最良であり、出る釘は打たれる」という社会で、一人一人が生き易く、また社会
自体を良い環境
へと生まれ変わらせる為の手段でもあるのです。

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