対話法
人と会話する時に、意識できる事。
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対話法
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コミュニケーションの術
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■普段、生活する中で自分の気持ちが相手に伝わらず、また相手の気持ちが
理解出来ないという事がよくあります。
「話し合い」の重要性は唱えられていますが、その進行が悪ければ逆効果。
「どういう意味ですか。意図は何ですか」そう異論が出れば、
その話し合いは
現段階では意味を成さず、不毛な争いの種に過ぎません。
■人と人との良い関係を築く事を望む。自分を知って欲しい。相手を知りたい。
そんな願いが人間にはあります。
ですから人は、経験や知識を元に「どうすれば巧く話し合えるか」を実践する
ものの、実際は首尾よくいかないのが実情です。そんな中、少しだけ有効な
話し方が「対話法」です。
対話法のはじめ
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■対話法とは複雑な話術やテクニックは要らず、とても簡単な事なのですが
1つだけ要点があります。「自分の事を話すよりも相手の気持ちを聞く」と
いう
事です。これはカウンセリングの基本の「聞く姿勢」を簡略化しただけのもので
「誤解を招く事が少ない。冷静さを保てる。信頼感が生まれる」という多くの
利点があります。
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対話応答の例
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A子:今日、お出かけするのに何を着ていけばいいと思う?
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B太−3:白いワンピースを着ればいい。(反応対応)
B太−2:お出かけ?映画館に行くんだっけ?(対話法)
B太−3:着飾るのは感心しないね(否定対応)
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A子:そう。映画を観に行くだけ。お洒落すべき?
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B太−1:自分の好きにしたらいいじゃない。(批難応答)
B太−2:フォーマルな衣装がいいと思う?(反応対応)
B太−3:映画館に行くだけなんだね。それならリラックス
したいよね?(対話法)
簡単な会話例を挙げると、この様な相手主体の応対が「対話法」です。
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まとめ「会話と気持ち」
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要点は判っても、実際にはその時の気持ちに左右されたりと、難しいかも
知れません。コツは、「繰り返し実践する事」だと思います。
この対話法を
逆手に取り「あえて、相手と論点を外して話す」といった応用もありますが
口論に発展する事もしばしあるので要注意です。
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