適応障害
社会で生きていく自信が無い…
にゃー 引越し、転勤、転校…取り巻く環境の移り変わりに。

■ある社会環境の中で、巧く適応できない状態を適応障害と呼びます。
誰しも、新たな環境の元では多かれ少なかれストレスが生じる(楽しみ
だという気持ちもストレスの一種)ものです。

そんな中、自分から話を したり、 気が合いそうな人と親しくしようとしたり
工夫しますが、 誰も言葉を返してくれない等、巧くいかない場合に登校
拒否、職場不適応、 家出、別居、離婚
という形で現れます。

■人間はストレスの環境要因を、個人個人バランスを取りつつ、様々な
ストレス反応(心理や身体、行動)を出します。

「疲れるな。辛いな」と思う事、体がだるくなる事、咄嗟に八つ当たり
して しまう事。

その反応は人それぞれ本当に様々です。 また、そうする事により外界の
刺激に適応
しようとするのです。
しかし、長期的に強いストレス環境下に 置かれたり、個人が、ストレスに
過剰反応する性質 である場合には、巧くバランスが取れなくなり心身に
様々な影響を及ぼします。つまり、環境によっては誰でも起こり得る症状
なのです。

「適応障害の症状」
一人一人のストレス反応が多種多様である様に、「適応障害」の症状も
様々です。
抑うつ、不安感、過敏、焦燥感、混乱状態など精神症状や不眠、 疲労感
食欲不振、頭痛、肩凝り、腰痛などの身体症状。遅刻・早退、欠席・欠勤
深酒、粗暴。などが挙げられます。
また、症状が進行すると、社会的機能不良となり 引きこもりに陥ります。

「予防と治療に」
治療には、まず社会的ストレスを軽減する事です。その人の個人要因より
取り巻く環境要因を整えて、 適応し易い環境作りが大切と言えます。
また、日頃からストレスを溜めない生活工夫、適切な相談相手の確保も
有効と言えます。
人とどう付き合い、自分をどう活かすかというソーシャルスキルを日頃
磨いていきたいものです。

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