悪い僕は、つまり君?
否定したい心を相手に見出す事。
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私は、こんな事を思っていない。
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■例えば家庭を持つ女性、つまり妻が、恋愛小説やドラマ、映画を見ながら
密かな不倫願望を抱くと
します。
実際に不倫する勇気はなく、満たされない
ままです。すると夫への
不満が徐々につのりますが、そうすると夫を見ても 「彼も不倫を
したいと思っているに違いない」そう思ってしまうのです。
■ひいては、あれは「自分で買った」と言ったけれど、きっと会社の若い子に
貰ったに
違いない。その女性ときっと不倫しているのだ等と夫の女性関係を 疑いはじめ
ます。
それを「投射」と言い、無意識に自分の気持ちを相手の気持ちに
置き換えて しまう事です。
■何故、その様な事になるのでしょう。それは、自分が認めたくない願望や
感情を相手の物と思う事によって、自己防衛をしているのです。
少し例を挙げると「私は好意的に接しているのに、あの人は私を嫌う」と
思う 心理の裏には「本当は自分が相手を嫌っている」けれど、それを認めたく
ない
という気持ちがあるのです。悪い言い方をすると無意識の責任転嫁ですね。
「被害妄想のきっかけ」
上記の例ですと、厄介な事に無意識下で「自分が相手を嫌っている」けれど
意識下では「相手が自分を嫌っている」と思う訳ですから
相手の「違う」という 反論が意味を成しません。 投射が高じると
被害妄想症状に陥ってしまう事も
ありますので、適度に自分
自身の「嫌な面」を容認する姿勢が大切だと言えるでしょう。
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